ストレートネック対策

ストレートネック対策/かんたん6つの改善方法

ストレートネック対策

自己流でストレートネック対策に取り組んで失敗したことのある人は沢山いるはずですが「やっぱりストレートネックは治らないのかな‥」と諦めないで下さいね。

きちんとストレートネックを理解したうえで、的確な対策に取り組めば少しずつ着実に変わっていくものです。

この記事ではストレートネックは「どんな状態なのか」から「対策すべき症状」そして「効果的な対策を6つ」紹介していきます。最後には更に効果を上げる対策まで紹介してあるので、これであなたの不安も解消されるはずですよ。

1.対策の前に知ろう「ストレートネックとは」

1-1.首は湾曲している

ストレートネックじゃない頚椎人間の背骨は「カラダの中心軸」として荷重を支えていられるようにS字状のカーブを描いています。このサスペンションのような「しなり」を得ることで背骨は自分の体を長時間支えていられるのです。

そして背骨の延長にある首(頚椎)も当然湾曲しているのが本来の姿です。ところが「姿勢不良」や「歪み」など色々な要素が重なると、この頚椎の湾曲が無くなってしまいます。※原因について詳しくは「ストレートネック5つの原因/姿勢だけではなかった!」をどうぞ。

この首(頚椎)が真っすぐになった状態が「ストレートネック」と言われる、対策すべき状態なのです。

1-2.ストレートネック状態では「負担大」

ストレートネックのイラストほとんどのストレートネックの根本には姿勢不良(長時間のうつむきなど)があるというのは先ほどチラッと出てきましたね。

これは「猫背」や「うつむき姿勢」になると顔が前に出てくる事に起因します。この状態では首の反るようなカーブを潰している事になるので、常にそんな姿勢が続いていると骨の位置も染み付いてしまうのです。

そして人の頭は5キロ以上もありボーリングの球ほどの重さですが、首が前に傾いていると更に重い約20キロ分の負荷が掛かると言われます。

それに加えて、頚椎はサスペンション機能が失われているので負担を緩和できません。

つまり「20キロの負担」が緩和もされず常に首周辺に掛かっているという事ですね‥。これを対策もせずに放っておくと様々な疾患へと繋がってしまうのです。

2.対策すべき症状

自分で「ストレートネックからくる症状」を自覚している人はそのまま後述の対策に取り組んでもらうと良いのですが、問題は「一見関係無さそうなのに実はストレートネックからきている症状」もある事です。

そのため「ストレートネック対策をすると思わぬ不調まで一緒に解消される」なんて事も少なくないので、そういった副産物も楽しみに対策に取り組んでみて下さいね。

2-1.肩こり

肩こりストレートネックでは首周辺に負担が掛かりやすいのはお伝えしましたが、それはもちろん首の土台部分である「肩」にも当てはまります。肩こりがずっと継続している人はやはり一度ご自身のストレートネックを疑い、きちんと対策した方が良いでしょう。

肩こりとストレートネックの関連性について詳しくは「ストレートネックは肩こりの原因に/その理由と5つの改善方法」をどうぞ。

2-2.頭痛

頭痛・めまいを感じる人頭痛がひどくて病院に行くと「ストレートネックが原因だね」と言われる人も多いように、やはり関連が深いものです。

コリ・張り・緊張によっておこる「緊張型頭痛」にしろ、自律神経からくる「片頭痛」にしろ、その根本にはストレートネックが隠れているケースが多く見られるので、しっかりとした対策を取れば改善していきます。

頭痛とストレートネックに関連性について詳しくは「ストレートネック頭痛への対処/すぐに効く5つの方法」をどうぞ。

2-3.めまい

グルグルめまい「グルグル・フワフワ・ユラユラ」など色々なめまいがありますが、その原因の一つにストレートネックがあります。

本来の位置から「ズレた頚椎」の近くを通る「血管」は常時圧迫されているので、脳への血流が阻害されてしまい「めまいの原因」になります。

またズレた頚椎の中を走る「神経」が刺激され続けると、「交感神経」が刺激されて血管を収縮させます。すると「脳内の血の巡り」が悪くなってしまい「めまいの原因」になると考えられます。

しっかりと対策したい場合は「めまいはストレートネックからも/その2つの理由と改善方法」をどうぞ。

2-4.自律神経失調症

ストレートネックからくる自律神経失調症先の「めまい」で説明したようにストレートネックは首の神経を刺激するので、その刺激が交感神経を働かせます。常に交感神経が優位でいると自律神経のバランスが乱れてしまうのはもちろん、自律神経のエネルギー自体が弱っていきます。

また「コリ・張り・痛み」などをずっと感じているのはかなりのストレスですよね‥。ストレス環境ではやはり交感神経が優位になるので、これが継続していると自律神経が弱っていきます。

このようにしてストレートネックは自律神経にも悪影響を与えるので、しっかりと対策をとらなければ「うつ傾向」なども含めて様々な不調を来たすのです。詳しくは「ストレートネックによる自律神経失調症/その理由と3つの改善方法」をどうぞ。

2-5.他にも

他にも「首の痛み・背中の痛み・手のしびれ・頸椎症・顎関節症・顔の歪み」など沢山の不調の原因となるストレートネック。

上記の中にも「えっ、こんなの関係あるの?」というのもあるでしょうね。

しかしカラダは全身繋がっているので、一部の骨格のズレが「更なる歪み」を読んで他の部分まで歪ませていきます。きちんとした対策を取るためにも一度「ストレートネックの症状3つの分類/頭痛から顎関節症まで」をご覧になると良いかもしれませんね。

3.ストレートネック改善に6つの対策

対策1.タオル枕

ストレートネック矯正バスタオル枕ストレートネック対策の中でもこのタオル枕を使ったものは寝ているだけなので簡単にできます。それでも固まった頚椎が緩んで自然な湾曲が戻り、さらに筋肉が緩む効果まであります。続けるとストレートネックが少しずつ改善していくので「バスタオル枕で簡単!ストレートネック矯正4つのポイント」を参考にコツコツ行ってみて下さいね。

対策2.ストレッチ

ストレッチでストレートネック改善「ストレートネック改善ストレッチ/かんたんで効果的な4つの方法」に記してある方法を行えばストレートネックの原因の一つである「身体の前側」が全体に緩むので、コツコツ続けると姿勢改善やストレートネックの根本改善へと繋がる対策です。

対策3.マッサージ

マッサージ注意して頂きたいのは、凝っている部分をごりごりマッサージしても一向に良くならないという事。あくまでも優しく「身体の前側」をマッサージする事がストレートネックへの対策になります。

その理由や正しいマッサージ方法は「ストレートネック解消マッサージ/簡単にできる3つの方法」を確認して下さいね。

対策4.腹式呼吸

呼吸する人ストレートネックの人は長時間の前屈み姿勢によって胸やお腹が潰され、呼吸の時にも横隔膜があまり動きません。すると「首・肩・胸の筋肉」で胸郭を持ち上げて呼吸する「胸式呼吸」になってしまいます。

呼吸というのは一日に何万回もおこなう作業。ただでさえ重い頭を支えるので手一杯の「首・肩」が、更に呼吸でも頑張る事になったら余計に疲れてガチガチに緊張してしまうのは当然ですね。これではストレートネックが悪化する悪循環に陥ります。

詳しくは「腹式呼吸のやり方3ステップと効果的な方法」を読んで、呼吸からのストレートネック対策として取り組んで下さいね。

対策5.自律神経を整える

ストレートネックを改善した女性ストレートネックから悪影響を受けて「弱った自律神経」ですが、この自律神経を整える事からもストレートネック対策を行う事ができます。

なぜなら自律神経はカラダを正常に保とうとする機能なので、これがきちんと働くと「カラダの回復力」が増すからです。ストレートネック状態では自律神経がヤラレているので、この回復力が低下して「筋肉の硬さや精神的なダルさ」がどんどん加速し、ストレートネックも悪化していました。

色々な対策でストレートネックを改善しようという時に「カラダの回復力」が弱いと、その対策の効果も半減してしまいます。「自律神経を整える/体質改善のための12の方法」を確認して、無理なくできる事から始めましょう。

対策5.整体

やはり一番の対策は身体のプロである整体に行く事です。とはいえしっかりとした技術を持つ整体は少ないのも事実です。どこに行けば良いのか分からない人は「ストレートネックは整体で治る!改善できる整体5つの選び方」をご覧になり、信頼できる整体院を見つけて下さいね。

4.ストレートネックを根本から変えるには「猫背対策」も

猫背の銅像ここまでストレートネック対策を解説してきましたが、更に効果を上げたい場合は「猫背への対策」もしっかりと取り組みましょう。

すでに何度か話に出たように、首は「背骨の延長上」にあるものです。というか背骨の一部ですんね。そしてほとんどのストレートネックの人には、その原因の一つに「姿勢不良」があるとも言いました。

という事はストレートネックを根本から改善しようと思えば、その土台である姿勢の方にも対策を行うのが自然な流れですよね。

今すぐに成果が出るものではありませんが、コツコツ取り組めば少しずつ猫背は変わっていくので「猫背を治す3つの方法/高改善率の秘密こっそり教えます」を確認し、ストレートネック対策と共に取り組んでいくのがおすすめです。

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  1. 病院での治療
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