頭痛・めまいを感じる人

ストレートネック頭痛への対処/すぐに効く5つの方法

ストレートネック頭痛 対処

頭痛が辛くて病院に行くと「これはストレートネックからですね」と言われたものの、具体的な対処法が分からず途方に暮れる人もいるはずです。

そんな頭痛持ちの人でもすぐに頭痛を緩和させ、コツコツ続ける事で頭痛の原因であるストレートネック自体も改善していく方法があります。この記事では「頭痛の種類」や「ストレートネックとの関連性」を解説したあとに「その対処法を5つ」紹介してあるので、つらい頭痛持ちのあなたでもこれを読めばきっと解消されるはずですよ。

1.頭痛の種類

頭痛の種類日本人に起こる頭痛のほとんどは下記の2つと言われますが、その原因はストレートネックだけでなく、まれに脳出血など重篤な疾患のために頭痛が起こる事もあります。もし激しい頭痛・強い吐き気・しびれ・めまい等いつもと違う感じがあればすぐに病院で診てもらって下さい。またすでに頭痛について勉強された人は「頭痛の種類」は飛ばして読んでも大丈夫ですよ。

1-1.筋緊張型頭痛

こちらは「筋肉・精神の緊張」によっておこる頭痛であり、もちろんストレートネックと関係しています。筋肉の「コリ・張り」によって血流が悪くなり、溜まった老廃物が周りの神経を刺激するため締め付けられるような痛みが発生します。

また血流が悪いと脳に栄養や酸素が行きわたらないので、いつも頭が重い、頭が晴れないという事になります。

そして極度のコリがあるのでいつもストレスを感じている状態です。これも問題で、例えば疲れている時は些細な事でもイライラしてしまうように、ストレス下では「痛みのボーダーライン」が下がるのです。簡単に言うと「痛みを感じる神経が過敏」になるので、すぐに痛みを拾ってしまいます。

1-2.片頭痛

「ズキンズキン」「ガンガン」と脈打つように頭が痛み、吐き気が現れる事もある片頭痛ですが、ストレートネックとの関連は後程説明しますね。

立ってお辞儀するように頭を動かしてみて「ズキッ」とこめかみ辺りが痛んだ人はこの片頭痛である可能性が高いでしょう。

これは脳内の血管が「上手に拡張・収縮できていない」から起きると言われています。例えば血管が拡張して血流が良くなった時に、一部が拡張できずに収縮したままだとそこでせき止められてしまうので痛みが発生します。

この血管の拡張・収縮などの無意識で体の機能をコントロールしてくれているのが「自律神経」。つまり何らかの理由でこの自律神経の働きが乱れている人は片頭痛が起こりやすいのです。

2.ストレートネックと頭痛の関連性

2-1.ストレートネックという「状態」

ストレートネックのイラストストレートネックとは字のごとく「首(頚椎)が真っすぐ」になった状態です。

本来人間の背骨はS字アーチを描いていて、その延長にある首ももちろん湾曲しています。この湾曲がサスペンションの役割をする事で、重さがボーリングの球ほどもある「ヒトの頭」を支えていられるのです。

ところが「姿勢不良」や「歪み」などによって顔が前に出ると、それにつられて首の湾曲も引き伸ばされてストレートネック(頚椎が真っすぐ)状態になり、頭痛へと繋がるのです。

2-2.頭痛を引き起こす理由

(1)ストレートネックでは大きな負担「緊張型頭痛」

頭の重さはボーリングの球「頭の重さ」は約5キロもあり、これはボーリングの球とほとんど同じです。そして多くのストレートネックに共通して「猫背・顔が前に出ている」という土台がありますが、これは「傾いた身体の上に5キロ以上の頭」が載っているという事です。

「垂直に立った軸」の上に「重り」を載せれば最小限の負担で支えられますが、この軸が傾いた途端に大きな負担が掛かるのは想像に容易いはずです。

これでは常に筋肉が緊張する事で頭を支えていなければならず、首や肩がガチガチに緊張します。また骨格のサスペンションが効かないので歩く振動だけでも負担が掛かり続けます。

こうして先ほど説明した「筋緊張型頭痛」へと発展してしまうのです。また脳への血流が阻害されると「めまい」を引き起こす事にもなり兼ねないので、もしお悩みの場合はを「めまいはストレートネックからも/その2つの理由と改善方法」どうぞ。

(2)ストレートネックは自律神経にも悪影響「片頭痛」

自律神経失調症さらにあまり言われてはないですが、実はストレートネックは自律神経失調からくる「片頭痛」にも影響していたのです。「ストレートネックによる自律神経失調症/その理由と3つの改善方法」

常に大きな負担が掛かっているストレートネックではその筋緊張(コリ)から緊張型頭痛を引き起こすと説明しましたね。これをもう一歩踏み込んで考えると、常にそんなコリや張りを感じているのでかなりのストレスが掛かっています。あなたも身体がしんどい時はどこか気分も晴れないのではないでしょうか?

また首は「繊細・大切」な箇所というイメージがあると思いますが、そんな頚椎が本来の位置からズレていると身体は微細なストレスを常に感じているはずです。

自律神経は「継続したストレス環境」に弱いので、これが続くとだんだん機能が狂ってしまい、上手く体をコントロールできなくなります。その不具合が脳の血管に生じた時に「片頭痛」が起きるのです。

3.ストレートネック頭痛への対処法

立ってお辞儀をする動作で「ズキッ」と頭が痛むような「片頭痛」の場合は、下記のストレートネック対策をすると逆に痛みが強くなる場合があるので注意して下さい。その場合は頭をすこし冷やすなどして安静にしておきましょう。

しかし片頭痛持ちの人でも、片頭痛が出ていない時からストレートネックを治しておく事で片頭痛が改善されていくはずなので、普段から下記の対処法にコツコツ取り組んで下さいね。

3-1.タオル枕での対処法

ストレートネック矯正バスタオル枕このタオル枕を使った対処法では寝ているだけなので、頭痛のある時でも簡単に行う事ができます。それでいて真っすぐに固まった頚椎が緩むのでその場で頭痛が軽減される事もありますし、コツコツ続ける事でストレートネック自体が改善していきます。「バスタオル枕で簡単!ストレートネック矯正4つのポイント」

3-2.ストレッチ

ストレッチでストレートネック改善「ストレートネック改善ストレッチ/かんたんで効果的な4つの方法」に記してある方法を行えば血流も良くなり頭痛が緩和される場合が多いでしょう。また頚椎はもちろん緩みますが、ストレートネックの原因の一つである「身体の前側」が全体に緩むのでコツコツ続けて下さい。すると姿勢改善にも有効になりストレートネックの根本改善へと繋がります。

3-3.マッサージ

マッサージ勘違いして欲しくないのは、凝っている首・肩をごりごりマッサージするのは「その場しのぎ」の対処法であり、「ストレートネックからの頭痛」は一向に良くならないという事です。あくまでも優しく「身体の前側」をマッサージする事が根本改善への道です。

おすすめのマッサージは「ストレートネック解消マッサージ/簡単にできる3つの方法」を確認して下さい。

3-4.腹式呼吸

呼吸する人ストレートネックの人は長時間の前屈み姿勢が多いので「胸式呼吸」になっています。すると横隔膜があまり動かずに、首・肩・胸の筋肉で胸郭を持ち上げて呼吸する事になります。

呼吸は一日に何万回もおこなう作業なので、ただでさえ頭を支えるので手一杯の「首・肩」なのに更に呼吸でも頑張る事になったら余計に疲れてしまい、ガチガチに緊張して頭痛を招くのです。

そのメカニズムと対処法は「腹式呼吸のやり方3ステップと効果的な方法」をどうぞ。

3-5.整体

やはり一番の対処法は身体のプロである整体に行く事ですが、実際にはその技術もピンキリなのが現実です。

もし名古屋近郊にお住いならば当整体「名古屋でストレートネック改善」「名古屋で肩こり改善」にご来院下さってもけっこうですが、全国の皆さんはそうもいかないので「ストレートネックは整体で治る!改善できる整体5つの選び方」を参考にしてみて下さいね。

※本稿は私見であり医学的根拠を保証するものではありませんので、情報活用は自己責任にてお願い致します。

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