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その冷えは自律神経失調症かも?冷えのメカニズムと4つの対策

冷え 対策

「手足が氷のように冷たい」「エアコンで暖めているのにカラダが冷える」こんな悩みを持つ人がいますが、もしかすると自律神経が上手く働けていない状態なのかもしれません。

自律神経は体温調節も司っているますが「強い冷え」を感じる人はそれが上手く働いていない証拠かも。つまり「自律神経失調症」のおそれもあるという事ですね…。

他にも「めまい」や「動悸」、何となく体調がすぐれないという人は一度こちらを確認してみて下さい「自律神経失調症の12症状/こんな不調まで?

ここではそんな「冷え」の原因となる「自律神経と体温調節の関係」から「効果的にカラダを温める方法」まで解説していくのでぜひ参考にしてみて下さい。

1.その「冷え」は自律神経失調症かも

気温が下がってくると皮膚のセンサーがその情報を感知して「脳」に伝えます。

これを受けた体温調節中枢は、体内で作り出す熱の量・身体から放出する熱の量を調節する事で「冷え」をコントロールしています。

この無意識にコントロールしてくれる「自律神経」の働きが「弱く」なったりバランスが「乱れて」しまうと体温調節が上手くできないので身体が「冷え」てしまうのです。

そして良かれと思っての「暖房」も効かせ過ぎては自律神経を乱すことにもなるので、簡単に説明しておきますね。

本来人間は環境の変化・季節の変化に対応できるようになっていて、寒いときには血管を縮ませたり筋肉を微振動させたりして熱を作りだしています。しかしずっと暖房の効いた部屋に居て、逆にほてるくらいの温かさを感じていると本来の自律神経を働かす必要が無くなります。

するとあまり使われない体温調節機能はだんだん衰えていってしまうので、自律神経失調症の一つとも言える「強い冷え」が生じると考えられます。

2.「冷え対策」への考え方

原因を説明こうして自律神経がうまく働かなくなった身体では、いざ寒さにさらされた時にも「冷えたまま」です。

そして身体本来の機能が衰えるから「冷える」→「暖房をかけ過ぎる」→「機能が衰えて更に冷える」→「暖房に頼る」という悪循環が生まれるのです。

またこれはエアコンだけに限った話ではありません。寝ているときも常に電気カーペット・電気毛布などで人工的に「暖」を取る人がいますが、それも長時間頼ると自分の体温調節機能が衰えるので気を付けて下さいね。

とはいえ完全に暖房を使わずに冬を乗り越えるなんて非現実的‥。できるだけ自分の機能を働かせながら、上手に暖房と付き合っていける様に解説していきます。

3. おすすめの「冷え対策」

3-1.食事で内から温める

温かい食事冬でも惣菜コーナーで買った「冷たい弁当」に「冷たいお茶」と、平気で冷たい物ばかり口にする人多いですよね‥。でもそれでは体の中から冷やすことになるので、よけいに寒く感じてしまいます。

あなたが外の寒さにストレスを感じるように、お腹も冷やされるとストレスを感じています。あなたが冬の朝に布団から出たくないように、お腹も冷えたままでは働きたくありません。

内臓の働きが低下するということは代謝が悪くなるので、熱を作りだす力が弱くなります。さらには内臓がストレスを感じると自律神経が崩れやすくなり、よけいに体温調節もできなくなります。

このようにお腹を冷やすと良いことはないので、普段の飲み物も含めてなるべく温かい物を口にして下さいね。

そしてただ温かいものを食べるだけではなく、できれば「体を中から温める食品」を食べるようにしましょう。例えばショウガ・ニンニク・タマネギ・カボチャ・など他にも沢山ある「根菜類」や、腸内環境が改善されて代謝が良くなる「発酵食品」などです。(詳しくは食事のページをどうぞ)

3-2.着て対策

着て冷え対策まずおすすめするのが「腹巻き」です。上の食事対策でも書きましたが、お腹を冷やすことは絶対にいけません。

腹巻きでお腹を温めることにより、わずかですが内臓の動きが良くなり代謝も良くなるので、体温が上がって血流も良くなります。

そんなの「おじさんくさいの‥」と思うかもしれませんが、今は可愛い柄や薄手のものなど色んな種類があるので、一度試してみて下さいね。

他には首元も冷やさない方が良いのでハイネックやネックウォーマーをしたり、レッグウォーマーやリストバンドで節々を温めるのもおすすめです。

3-3.運動で対策

ウォーキングする二人男性よりも女性に「冷え性」が多いのは、やはり筋肉量の違いが大きいでしょう。ということは運動不足で筋肉が減ると身体はよけいに熱を生み出せなくなるので、女性はさらに冷え性が酷くなり男性も冷えを強く感じるようになります‥。

つまり適度に身体を動かして筋肉に刺激を入れると、その場の対策だけでなく普段もカラダが温まるという事です。まずは「朝の散歩は効果的/自律神経も整う4つのポイント」「ウォーキングが自律神経に良い3つの効果」のページを参考にして、軽い運動から始めてみてはいかがでしょうか。

+3-4.入浴で対策

入浴すると直接体が温まるのはもちろん、水圧によって血行・リンパの流れが促進されて代謝も良くなります。

さらにぬるま湯にゆっくり浸かることで体も気持ちもリラックスして、副交感神経(休息モード)が働き出します。こうして現代の生活環境で乱れがちな自律神経が整うのも嬉しい効果ですね。※詳しくはを「効果的な入浴法/自律神経も整う5つのポイント」どうぞ。

4.「自律神経失調症による冷え対策」まとめ

自律神経を整える方法色々書きましたが決して「暖房がダメ」と言っているのではありません。自分の体の機能を正しく働かせたうえで、最低限のお付き合いは必要ですよね。

また快適に過ごすには、ある程度「湿度」が高いほうが暖かく感じられるので、冬にはぜひ加湿することを忘れないで下さいね。

また他にも自律神経を整える方法は沢山あります。中には簡単にできるものもあるので「自律神経を整える/体質改善のための12の方法」を参考にしてみて下さい。

※当記事は私見であり、効果を保証するものではありません。情報の活用は自己責任にてお願い致します。

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