猫背の子供

子供の猫背矯正/その症状と効果的な4つの方法

子供の猫背矯正

最近はスマホ・ゲーム・パソコンとうつむき姿勢が多く、子供のうちから猫背になるお子さんが増えています‥。ここではそんな猫背が「子供に引き起こす症状」を4つに分類して紹介した後に「子供の猫背矯正におすすめの方法」までご紹介していくのでぜひ参考にしてみて下さいね。。

1.猫背の子供に多い「矯正すべき症状」

1-1.頭痛・めまい・起立性貧血

子供といえども思春期に差し掛かる頃にはその頭は4~5キロ程あるので、軽めのボーリングの球を首の上に乗せている様なものです。

それでも骨格が「本来の位置」にあればその上に真っすぐに乗るので負担も少ないですが、猫背になって「顔が前に出ている」とそうはいきません。イメージするだけで首・肩・背中がパンパンに疲れるのが分かりますよね‥。さらに子供はまだ筋力が弱いので負担も大きくなります。

猫背の子供はこれがずっと続いている状態です。これではガチガチに硬くなった筋肉に「血流が阻害される」ので頭に行く酸素が少なくなり、めまいや貧血が現れやすいのも当然です。またガチガチになった筋肉のコリは緊張性頭痛を引き起こします。

検査をしても特に異常のない「めまい・頭痛」などを抱えている子供の場合、猫背を矯正するとそれが改善していく可能性が大いにあるでしょう。

1-2.自律神経失調症

子供自律神経失調症が良く分からない人は「子供の自律神経失調症/5つの原因と改善方法」に分かりやすく解説してあります。

簡単に言うと「血流」や「内臓の働き」などの身体の様々な機能を「無意識のうちに調節してくれる」のが「自律神経」です。この調節が上手くできないと身体の機能に支障をきたし、子供でも「偏頭痛・めまい・睡眠障害・便秘下痢・倦怠感・集中力低下」など他にも沢山の症状が現れるのです。

この自律神経はストレスに弱いのですが「猫背の子供」は身体に大きな負担が掛かっているので常にストレスを感じてしまいます。大人の皆さんでも「肩こり・腰痛」などがあるとストレスを感じますよね。

もし子供にやる気が無いと心配しているならば「甘え」の一言で片づける前に一度「自律神経」について見つめ直してみて下さい。猫背を矯正することで身体が楽になり、自律神経が整うことで気持ちにもハリが出て「前向き」になる可能性は大いにあります。

1-3.関節の痛み(オスグッドなど)

オスグッドで痛む人【有痛性外脛骨・シンスプリント・野球肩(肘)・腰痛・首痛・足首の捻挫・股関節痛・足底腱膜炎・腱鞘炎】など挙げればキリが無い程に、猫背と子供のケガ(スポーツ障害も含む)は関係しています。

なぜなら股関節(下半身)で生み出したパワーが上半身に伝わっていくためには「身体の軸」がしっかりとしている事が重要だからです。ところが猫背の子供は丸くなっているので「軸が不安定」で、体幹や股間節で大きなパワーを作り出せません。

すると「走る・打つ・投げる・振る」などほとんどの動作において「ボディバランスが悪い・手投げ・手打ち」となってしまうのです。

つまりこれは体幹が働けないために、その分まで肩・肘・膝・足など「身体の末端」に余計な負担を掛けているという事です。こんな状態で頑張り続ければいつかは限界がきて痛めてしまってもおかしくありませんよね。またボディバランスが悪いので簡単に転んだり、くじいたり、突いたりします。

ケガが多い・パフォーマンスが上がらないという子供の悩みは、猫背を矯正する事で改善される可能性は大いにあります。

「オスグッドの症状/判断基準となる3つのポイント」
「すねが痛い/シンスプリントかもしれない5つの症状」
「足の裏が痛い/足底腱膜炎かもしれない6つの症状」

1-4.骨格障害(脊柱側弯症など)

猫背と身長猫背の子供は背中が丸くなっているため、背骨が本来の位置(緩やかなS字カーブで上に積み重なる)にはいません。すると荷重に弱くなってしまうので、背骨自体が変形しやすくなります。

「真っすぐ垂直な棒」に重りを載せても支えていられますが「丸く曲がった棒」に載せた場合は倒れるか、もしくはさらに丸く曲がってしまうとイメージできますよね。

人間の背骨も長時間同じ姿勢・体勢を強いられるとその形に変形していきます。特に子供の骨はまだ未発達で、支える筋力も弱いのでなおさらですね。

原因不明の脊柱側弯症ありますが、その一部は猫背などの不良姿勢からの悪影響もあるのではないでしょうか。

2.子供の猫背「矯正すべき原因」

2-1.普段の姿勢

猫背の原因デスクワーク皆さんお分かりだと思いますが「普段の姿勢」は真っ先に矯正すべき猫背の原因です。授業中や勉強中にうつむくのはまだ仕方がないとして、スマホや漫画に熱中して「うつむき姿勢」が多い子供が特に問題です。

さらには足を組む・どちらか一方の足に重心を乗せて立つ・いつも同じ側の肩にカバンを掛ける・いつも頬杖をつく等をよくやる子供は、身体が歪むので余計に姿勢が悪くなります。

2-2.筋肉の硬さ

先ほどの「普段の姿勢」を正そうとしても邪魔をする要素がいくつかありますが「筋肉の硬さ」もその一つであり、子供の猫背においても矯正すべき原因と言えるでしょう。

猫背になると背中が丸くなり、顔と肩が前に出てきます。これは背中側は伸ばされていますがお腹側は縮んだ状態です。

常に縮んだままの筋肉は血流も悪く、少しづつ硬くなっていきます。身体の前側(首・胸・お腹)の筋肉が主に硬く縮んでいるので、それを矯正しない事には背すじも伸びるはずがありません。

2-3.浅い呼吸

呼吸の理想は「腹式呼吸」ですがなかなか難しく、特に猫背の子供は「胸式呼吸」になってしまっています。

腹式呼吸とは「呼吸のメイン筋である横隔膜」を上下に動かす事でお腹が膨らんだり凹んだりするので、お腹で呼吸しているように見える呼吸の仕方です。反対に胸式呼吸では横隔膜があまり動かないので「そのぶん首・胸・肩の筋肉が頑張ることで」胸を膨らませたり凹ませたりする呼吸です。

この胸式呼吸では首・肩・胸などの筋肉も硬くなり、横隔膜などお腹の中の筋肉も縮こまります。すると内側から縮こまってしまうので、これも矯正すべき猫背の原因という事ですね。詳しくは「腹式呼吸のやり方3ステップと効果的な方法」をどうぞ。

2-4.精神的ストレス

子供のストレスその子によって理由はバラバラですが、精神的に何かストレスを抱えている子供も猫背になりやすいでしょう。大人でも気分が乗らない時や落ち込んだ時は「肩が落ちる・背中が丸くなる」となりますが、多感な子供はなおさらです。

例えば昔の子供は学校が終われば暗くなるまで遊び、ご飯を食べたら宿題をして寝るという、良くも悪くも今よりは干渉されない生活だったはずです。しかし現代では学校の後も「塾・部活・習い事」などで夜遅くまで何かに追われている子が沢山います。

しかも少子化の影響もあってか、一般的には現代っ子は幼い頃からあまり我慢する事なく育るはずです。そんな我慢耐性が低く育ったにもかかわらず、ある程度の年齢からは「親の期待・過干渉」を一身に背負うことになります。

私たち大人でも「期待され過ぎたり・干渉され過ぎたり」が続くとパンクする人が沢山いますよね。また学校での人間関係・勉強やスポーツでのコンプレックスなど、多感な時期には様々な事柄がストレスになり得ます。

そしてそのストレスが猫背を招く場合があるので、これも矯正すべき猫背の原因を言えるでしょう。

2-5.カラダの歪み

骨格のズレ・筋肉のアンバランス・重心の位置異常などによって「カラダが歪む」と、猫背はより強く根深くなります。

どれだけ姿勢を正そうと頑張っても「土台である骨盤」や「軸である背骨」が歪んでいたら骨格は真っすぐに積み重ならないので、グニャリと背中が丸まりやすいのは当然ですよね‥。

自分で猫背矯正をがんばっても改善できない子供の場合、この【カラダの歪み】が矯正すべき猫背の原因として大きく関わっておそれがあります。

3.子供の猫背「矯正方法」

3-1.ストレッチ

ベルトに頼らない猫背矯正ストレッチまずは子供が家庭でも取り入れやすいストレッチをおすすめします。とは言えよくありがちなただ肩や背中を伸ばすようなものでは効果がないので、しっかりと前側の筋肉を緩めながら背骨や肩甲骨の動きも加えたストレッチが子供の猫背矯正にもおすすめです。「猫背改善ストレッチ/驚くほど効果的な4つの方法」をどうぞ。

3-2.猫背矯正ベルト・椅子

授業や勉強などで座っている時間の長い子供には猫背矯正椅子やベルトを上手く活用してみるのも良いでしょう。ただし道具(特にベルト)に頼りきってしまうと、無理矢理背すじを伸ばされているだけで道具をはずすと元通りとなってしまいます。

それどころか自分の筋力が低下して逆効果になる場合もあり得るので、使用する前に一度下記の記事をご覧になると良いかもしれませんね。

「猫背矯正におすすめの椅子/日本人に合うたった1つの座り方」
「猫背矯正ベルトの効果/プロが教えるメリット・デメリット」

3-3.整体

猫背を治す整体自分だけでは難しい子供の猫背矯正ですが、しっかりとした技術を持った整体に頼ってみると効果を実感できる事が多いでしょう。とは言えその技術もマチマチで中にはリラクゼーション系の整体も少なくないというのが現状です。

「猫背は整体で治す!プロが教える6つの選び方」に目を通すことで良い整体・信頼できる整体探しの参考になるはずですよ。

3-4.精神的ストレスを理解する

「この子のため」「良い子に育てたい」「良い人生を歩んでほしい」

私も人の親なので気持ちは痛いほど分かります。しかし良かれと思う親心がもしかして子供の負担になっている事もあるかもしれませんよ。もしお子さんから何かストレスが感じ取れたならば、じっくり話をする・習い事を減らす・あまり構わないようにする等あなたのお子さんに合った方法で負担を減らしてあげて下さいね。

そうしてストレスから解放される事が子供の猫背矯正にも良い影響を与えてくれるでしょう。

4.おまけ/子供の猫背と身長の関係

猫背解消「子供の猫背を矯正すれば身長が伸びますか?」

実際に質問される事が多いのでここでも記しておきますが、その答えは【伸びる】です。

丸く縮こまったものが真っすぐに起きると長さが伸びるのは当然ですし、整体によって歪みを整えるとさらに効果はあります。「猫背を治すと身長が伸びる/プロが教えるその方法と2つの理由」

とは言え個人差も大きく、数ミリ~5センチ程とかなり差があるのも事実。「1~2ミリじゃ意味ないよ‥」という声も聞こえますが、まだ終わりではありません。

ここで解説したように猫背でいると内臓の働きも悪く、関節にも負担が掛かっています。それが猫背矯正によって内臓の消化吸収パワーが増強し、血流も良くなり、関節・骨・筋肉への余計な負担も取り除かれれば【子供の成長具合】も変わると思いませんか?

もちろん科学的に実証できるものではなく、また個人差もあるでしょう。しかし的確な猫背矯正は【プラスにはなれどマイナスにはならない】という事が分かるはずです。

身体にも見た目にも好影響の猫背矯正。子供の健やかな成長もためにも温かい目で導いてあげて下さいね。

※本稿は私見であり医学的根拠を保証するものではありませんので、情報活用は自己責任にてお願い致します。

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