日光浴の効果

日光浴で得られる4つの効果/浴びない人は損をする?!

日光浴の効果

さて皆さん、日光が降り注いでいる事なんて当たり前すぎて「太陽が照っているなんて有難いなぁ~」なんて感覚はさらさら無いですよね。

しかし私たち人間は日光を浴びる事で、身体に必要な栄養を作りだしたり、機能を整えたりしながら生きています。簡単に言うと「人間は日光なしでは生きられない」と言っても過言ではありません。

ここではそんなありがたい日光を浴びる事で得られる4つの効果を説明していきます。

1.日光浴で得られる効果

1-1.日光浴と「体内リズム」

入浴時間日光で体内リズムを整えるには、肌から浴びるのも悪くないですが、一番は目からの日光刺激です。

まず「目から入った日光」の刺激は「脳」の視交叉上核(しこうさじょうかく)に届きます。そこで体内リズムを日光に合わせようとして交感神経(活動モード)を活性化させるので身体が目覚めるのです。

さらに初めに日光刺激が入ってから14~16時間後に「メラトニン」というホルモンが分泌されます。このメラトニンの働きで1~2時間のうちに体温が下がって自然な眠気が生じてきます。

つまり「日光を浴びることで体が目覚め、夜はそのぶん深く眠れる」という訳ですね。

1-2.日光浴と「ビタミンD」

日光を浴びると体内でビタミンDが生成されます。これは魚類やキノコ類によく含まれる栄養素ですが、インスタント食品や外食が多い現代の食生活では不足しがちなので日光に当たって生成する必要があります。

このビタミンDは「カルシウムの吸収を促進・排出を防ぐ」という役割があるので「骨を丈夫にする」のに欠かせない栄養素なんです。

ということはビタミンDが不足すると「骨のカルシウムが減少」して障害が発生します。子供なら「くる病」という成長障害が、成人なら「骨軟化症」、年配の人は「骨粗鬆症」などですね。

他にも血液中のビタミンD濃度が高い人ほど免疫機能が高まるので、「ガン」をはじめ色々な病気に掛かりにくくなることも分かっています。

そしてビタミンDは記憶力や注意力の維持にも効果があり「認知機能の低下」を防いでくれるという研究結果も発表されているので、「認知症にも効果的」という事ですね。

1-3.日光浴と「セロトニン」

自律神経を整えて喜ぶ女性神経伝達物質であるセロトニンは別名「幸せホルモン」 とも呼ばれています。このセロトニンが働くことで興奮や落ち込みなど「心の振れ幅」をコントロールしてくれて精神的に安定するからですね。

セロトニンは日光を浴びることで体内で分泌されるので、日射量によって生成量が増減するそうです。その証拠に日射量の減る冬には「冬季うつ」という言葉があるくらい心が落ち込む人もいますよね。

また「うつ」には太陽光なみ高照度の人工光を浴びる「光療法」というものもあるくらいなので、日光を適度に浴びてセロトニンを分泌することで心を安定させて下さいね。

1-4.日光浴と「免疫機能」

日光を浴びると「皮膚ガンのリスク」が高まるので「紫外線は大敵」という扱いですよね‥。

日傘に帽子・サングラス・手袋と完全防備の人も見ますが、逆に現代の生活では紫外線を浴びる量が少なすぎるための弊害も発生しているのです。

実は紫外線には「皮膚の免疫能力」を維持する働きがあります。

身体の免疫機能は身近に「敵」がいることで成り立つので、戦う必要が無ければ機能は退化してしまいます‥。

つまり適度に日光を浴びて紫外線刺激を受けることで抵抗力が育ち、皮膚の免疫力が維持できるという事ですね。ちなみにアトピーにも紫外線療法というものがあるくらいなんですよ。※とはいえ浴びすぎには要注意して下さい。

2.「日光浴の効果」まとめ

ここに挙げた4つの効果はどれも「生きることに欠かせない事」だと理解して頂けたと思います。今まで当たり前だと思っていた事がこんなに「有難いこと」だなんて素晴らしい発見ですよね。

あなたも「カラダの不調」や「健康促進」など、何かしら思うところがあってこのページに辿り着いたはずです。ここで認識した日光浴の効果を意識しながら毎日をより健やかに過ごせるようにお役立て下さいね。

また日光浴におすすめのタイミングや、どれくらい浴びれば良いのかは「こんなに簡単?!日光浴で自律神経改善の6つの秘訣」に記してあるのでどうぞ。

※当記事は私見であり医学的根拠を保証するものではありませんので情報の活用は自己責任にてお願い致します。

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