ストレートネック バスタオル枕
つらい頭痛や毎日の肩こりに悩むあなた。病院に行くとストレートネックと言われ、何とか自分で矯正できないかと調べているのではないでしょうか。
そんなあなたももう安心して下さい。バスタオルを枕にして寝転がるだけでストレートネック矯正に効果があるのです。
ただしいくつか「注意点」があるのでそれもお伝えし、他の情報サイト等では「ただ寝転がるだけ」としか使用方法を書いてないものが多い中、それに加えて「応用編」までご紹介してあります。
もし自分がどれほどのストレートネックなのか不安な人は「セルフチェック3つの方法/ストレートネックの危険度」にて確認下さいね。
1.バスタオルで作る「ストレートネック枕」
1-1.準備する物
- バスタオル
- ひも
準備するのはこの2点だけなので簡単ですね。「バスタオル」は家庭にあるもので大丈夫ですし、ヒモは「ゴムバンド」のような物があればそれを使うか、無ければ「ビニール紐」でも構いません。この二つでストレートネック枕ができます。
1-2.バスタオル枕の作り方
- まず長辺を折り曲げて半分にする(ほぼ正方形に)
- また半分にする(どちらからでもOK)
- そのまま片側からクルクル巻いていく(強めに)
- 両端から数センチの部分をヒモで結ぶ
これも簡単ですね。「半分の半分にしてクルクル巻く」だけです。
ただし「本人の体格」や「バスタオルのサイズ」によっても使用感が異なるので、そこは各々で微調整してストレートネック枕を作ってみて下さい。何度も作って使用していくうちに段々と自分に合った高さや硬さが分かってくるので、初めからこだわり過ぎなくても大丈夫ですよ。
2.【バスタオル枕】ストレートネックへの効果
2-1.ストレートネックとは
タオル枕の効果を知るためにはまず「ストレートネック」を理解しておいた方が良いので、簡単に説明します。
人間の背骨は「緩やかなS字カーブ」をしていて、その延長である首も「本来は湾曲」しているのが自然です。ところが普段の姿勢やカラダの歪みなどにより「顔が前に出ている状態」が長いと、首本来の湾曲とは反対に伸ばされることになり、首の骨の並びが真っすぐになっていきます。
すると本来はカーブによるサスペンションが働くことで頭の重さ(ボーリングの球と同じ)や衝撃を吸収できていたのに、これが無くなり大きな負担が掛かってしまいます。これがストレートネックと呼ばれる状態です。※まれに背すじを伸ばし過ぎている人にも見られます(バレエや社交ダンスのように良い姿勢)
もし様々な不調にお悩みの人はその原因がストレートネックから来ているかもしれません‥。不安な人は「ストレートネックによる症状3つの分類/頭痛から顎関節症まで」をご確認ください。
2-2.バスタオルが「首本来のカーブ」にフィット
普通の枕で寝ると「顔の位置が前に出る」のですが後述の矯正法ならば首の下にタオル枕を入れるので、バスタオルの柔らかさと丸さが首にちょうどフィットし、真っすぐになっていたストレートネックに湾曲を作ってくれます。
そのまま頸椎(首の骨)を自然なカーブに落とし込んでいくので緩い矯正効果があるんです。また首周囲の軽いストレッチ効果もあるので一石二鳥ですね。ここで頚椎矯正について詳しく知りたい人は「頚椎矯正でストレートネックを治す!その理由とかんたん3つの矯正法」をご覧下さい。
3.タオル枕での「ストレートネック矯正方法」
3-1.仰向けで首の下に
仰向けに寝た状態で使用しますが、枕に頭を乗せるのではなく「首の下」に入れましょう。
すると頸椎(首の骨)が反るような形になるのでストレートネックの矯正になります。とはいえこれ一発で速攻矯正というものではないので毎日こつこつと行うことがポイントです。ゆったり深呼吸しながらリラックスして行って下さいね。
また身体に合った「高さや硬さ」は人それぞれ違うので、中にフェイスタオルを足してみたり、もっと強めに巻いてみたりと「あなたが気持ち良いくらい」に微調整して下さい。
3-2.応用編1
タオル枕は上記と同じ位置に置いたまま顔を左右に振ることです。頭を動かすというより「顔を右に向いたり左を向いたり」です。これをゆったりと呼吸を止めずに行いましょう。
首にカーブを作った状態で動かすので血流もよくなり、ストレートネック矯正効果もアップします。
3-3.応用編2
次はバスタオル枕の位置を動かします。まずは「首と背中の境目」の一番出っ張った骨の下辺りにタオル枕がくるように寝てみましょう。これでストレッチされる部分が変わるので、基本タイプとは違う効果があります。
さらに「みぞおちの裏側」辺りにタオル枕を入れると背骨がストレッチされるのが感じられるはずです。やはり首の矯正はもちろん大事ですが、その土台である背骨が丸く固まっていると「ストレートネックの根本改善」にはなりません。
この二つでは首以外に背骨全体が緩む効果があるので相乗効果が期待できます。ただしどちらも「強め」に矯正が掛かるので、行うのは2~3分程度で十分です。
3-4.バスタオル枕のやり過ぎは禁物
ここまで実践された人はお分かりだと思いますが、バスタオル枕使用はとても気持ち良いものですよね。しかし何事もやり過ぎは逆効果‥。長年掛かって歪んできた骨の位置を無理やり矯正しようとしても「痛めてしまう」場合もあります。
5分~15分程度を目安にし、一日での回数も3回くらいまでにしておきましょう。
といってもこの時間や回数はあくまでも目安です。大事なのは自分の感覚なので、もし痛みや違和感が出るようならその日はすぐに止めてタオル枕はもっと緩いものに作り直してくださいね。
4.バスタオル枕以外のストレートネック矯正法
タオル枕使用によって矯正効果があるとは言ってもそれだけでストレートネックが治る訳ではありません。他のストレートネック矯正法と併せて取り組む事で、根深いストレートネックに対してもより効果的に矯正していけるのです。
本気で改善したい人はまず「ストレートネック5つの原因/姿勢だけではなかった!」を確認しましょう。
そしてバスタオル枕と同時に取り組む対策としてはストレッチがまずはおすすめですので「ストレートネック改善ストレッチ/かんたんで効果的な4つの方法」をご覧ください。また効果的なマッサージはこちら「ストレートネック解消マッサージ/簡単にできる3つの方法」
また自分だけでは改善できなかった人や、少しでも早く改善したい、根本から改善したいという人は「ストレートネックは整体で治る!改善できる整体5つの選び方」をどうぞ。
※本稿は私見であり医学的根拠を保証するものではありませんので、情報活用は自己責任にてお願い致します。