股関節の痛みの原因

股関節の痛み4つの原因/筋肉~歪みまで

股関節の痛みの原因

歩く・立つ・しゃがむという日常動作からスポーツ時までも「身体の要」としての役割を担う股関節。

ところがそのぶん負担も大きく、一歩間違うと痛みの出やすい関節でもあります。この記事では「股関節の構造・役割」から解説したうえで「股関節痛の原因4つ」について分かりやすくお伝えしていきます。

もちろん股関節痛の原因が疾患からくるものもあるので、勝手に自己判断はせずに一度医療機関に掛かることをおすすめします。股関節痛の症状やその疾患の種類などは「股関節痛の痛み/代表的な5つの種類とその症状」をどうぞ。また痛みはないけど違和感が‥という人もけっして楽観視はできませんよ。その理由は「股関節の違和感/その原因と2つの改善方法」をどうぞ。

1.原因の前に知ろう「股関節とは」

股関節の骨格

メディカルイラスト図鑑参照

股関節とは右の図にあるように「骨盤」に「太ももの骨」がハマり込むようにして連結する関節です。

逆の言い方をすれば「足の骨」の上に「骨盤」が乗っかっている関節とも言えますね。

ここから読み取れる大きな特徴は二つ。

一つは「上半身の重み」を左右の股関節で受け止め支えているという事です。

もう一つは球関節と呼ばれているその構造。「球」が「凹み」にハマるような形なので可動域が全方向にあり、前後左右斜めに大きく動くという事です。

ふつう重いものを台に載せる場合は「土台がしっかり固定」されている方が安定するのに対し、「土台が大きく動く」場合はグラグラ不安定なイメージですよね?

つまり股関節は「しっかり支える・大きく動く」という矛盾を抱えた関節であり、これが「股関節の痛みの原因」に深く関わってくるのです。

もちろんそのおかげで私達が日常生活やスポーツ上で自由な動きを体現できるのですが、そのぶん掛かる負担も大きく、特別な疾患がなくても痛みが出やすい関節の一つなんですね。

2.股関節の痛み4つの原因

2-1.姿勢・フォームの悪さ

姿勢の悪さ日常生活を送っているだけなのに股関節の痛みが出る人。そんな人の多くには原因として「姿勢不良」が見られます。

正しい姿勢でいる時には股関節にも正しく荷重し、本来働くべき筋肉が働いていますが、姿勢が崩れると一部に大きく負担が掛かり、筋肉のバランスも崩れてしまいます。

これはトレーニングやスポーツ時のフォームにも同じ事が言えますね。

関節には「無理なく効率良く力を発揮できるポジション」があります。もちろん単純に力を出せれば良いのか・動きの中でロスなく力を伝えたいのか等、競技によって違いはありますが、その中でも必ず自然に力を発揮できるポジションがあります。

股関節は「動きの中心」を担う関節であり、一番大きくパワーを生み出す関節なので、少しのフォームの崩れもケガに直結してきます。つまりあなた自身のフォームによって股関節痛の原因を作り出していたかもしれないという事ですね。

2-2.骨格の歪み

骨格のズレ

メディカルイラスト図鑑参照

骨格というのは「効率的に身体を支える」なおかつ「効率的に身体を動かす」ために長い進化の過程で出来上がったきました。

ところが各々の「クセ」や姿勢不良があると骨格が正しい位置からズレていきます。これでは「効率的に身体を支える・動かす」ができませんよね。そしてこのズレは「歪み」として身体に定着し、股関節の痛みの原因となるのです。

  • 足を組んで座る・横座りが好き
  • 立っている時に片足に重心を乗せる
  • 同一方向への動作を繰り返すスポーツ経験
  • いつも見るテレビの位置が少し斜めにある
  • 運転中は肘を着く

など挙げればキリが無いくらいに「骨格が歪む原因」があり、それを人は「癖」だと思っています。

昔の人は筋力もあり生活リズムも整っていたので体に回復力がありましたが、現代の生活では朝から晩遅くまで不良姿勢でいる事が多いので、癖が染み付きやすく骨格も歪んでいく一方です。

2-3.筋肉の不健康

筋肉が不健康先ほどの「姿勢不良」や「骨格の歪み」があると筋肉が本来の位置で働けないので、ほとんど使われずに「退化していく筋肉」と、その分まで「常に負担を背負った筋肉」とが出てきます。

例えば股関節の後ろ側にある「お尻の筋肉」は大きな筋肉で、立つ・しゃがむ・歩く等の動作のほとんどでメインで働くような筋肉です。もちろんスポーツ時にもなので、昔から「良い選手はお尻がデカい」と言いますよね。

ところが姿勢不良や歪みがあるとお尻が上手く働けなくなり、その分を他の小さな筋肉が頑張る事になります。これではその小さな筋肉への負担が大きくなり過ぎて炎症を起こしたり、ガチガチに硬くなって血流が阻害される訳です。

血流が阻害されると「老廃物・発痛物質」が溜まり、反対に「栄養」は運ばれてこないので、これでは痛みが出るのも当然ですよね‥。さらにはそばを通る「神経」も栄養が届かないので過敏になり、結果痛みを感じやすくなります。

この筋肉の不健康状態も股関節痛の原因の一つです。

2-4.間違った重心

重心バランス股関節の痛みを抱える人の多くにこの「重心の位置感覚がズレている」ことも見受けられます。ただし「これが正しい」と身体にインプットされているので、自分でこの重心のズレを感じたり見抜くのは簡単ではありません。

例えば「仕事中や運転中にいつも片肘を付く人」は常に傾いているので、その傾きが体に染み付きます。また「カバンを掛ける肩・持つ手がいつも同じ側」の人もカバンが落ちないように体を傾けているので重心は真ん中にないですよね。

これも探せば日常の中で沢山ありますが、股関節に痛みが出るほどの人はだいたいこの「癖」が強い人が多いはず。

この「間違ってインプットされた重心」は歪みや姿勢不良と絡み合い、股関節の一部に負担を掛ける原因になります。

3.股関節の痛み「原因改善」

先ほどの説明にて「筋肉・骨格・姿勢・重心」などが影響し合って「カラダが歪む」ことが股関節に大きな負担を掛け、それが痛みの原因になる事が分かったはずです。

もちろん股関節には疾患も沢山あり、それによる痛みの場合もあります。しかし多くの股関節の痛みはそうではなく、この「カラダの歪みからくる負担過多」である事が多いはずです。

当然一度病院に掛かって検査を受ける事が大前提ではありますが、それでもこの負担を取り除いてあげる事で改善していく疾患もあるので、他の記事にて紹介していく方法を試していく事で良くなっていく場合も多いでしょう。

歩く・しゃがむ・立つ・スポーツ等ほとんどの動きの要になる股関節の痛みは辛いものです。しっかりと原因を改善し、痛みのない日常や思い切りスポーツに打ち込める身体を取り戻して下さいね。

「股関節の痛みにストレッチ/効果的な4つの方法」
「股関節の痛みは整体で治る/4つの方法をプロが解説」
「股関節痛の治し方/プロおすすめの4つの方法」

※本稿は私見であり医学的根拠を保証するものではありませんので、情報活用は自己責任にてお願い致します。

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