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顎関節症はマウスピースで悪化?!3つの効果と治らない理由

顎関節症 マウスピース

アゴに痛みや違和感を感じて顎関節症を疑った人はまず歯科に行き、そこでマウスピースを作るのが一番身近な顎関節症治療になりつつありますよね。

もちろんそれで治った人は良いのですが、マウスピースでは治らずに困る人が沢山います。もしかするとあなたもそんな一人かもしれませんし、これからマウスピースを考えている一人かもしれません。

いずれにしろ一般的に言われる「マウスピースの効果」を知り、また「その悪影響」まで理解する事が顎関節症改善への第一歩になるはずです。ぜひ当記事を参考にして不安のない日々を取り戻して下さいね。

1.マウスピースによる顎関節症「治療効果」とは

1-1.噛み合わせに

噛み合わせた歯顎関節症の原因の一部に「噛み合わせの悪さ」もあると言われています。

なぜなら噛み合わせが悪いまま物を噛んでいると「顎関節のズレ」にも繋がり、筋肉への負担も増すからです。

そしてマウスピースによって噛み合わせが良くなれば、それが原因の顎関節症には効果を発揮するでしょう。

1-2.歯ぎしりに

口・のどの違和感歯ぎしりも顎関節症の原因の一つに挙げられますが、寝ている内にかなり強い力で噛みしめるので顎関節やその周りの組織・筋肉へも負担が掛かります。

睡眠時用のマウスピースによってこの歯ぎしりを軽減できれば顎関節への負担も軽減できるでしょう。

1-3.プラシーボ効果

自律神経を整えて喜ぶ女性もしかすると効果が一番大きいかもと言われているのが「プラシーボ効果」です。

※プラシーボ効果とは「薬ではないものを薬だと偽って投与されても症状が良くなってしまう」という、言わば気持ちの問題で治ってしまうような効果です。

特に異常が無いのに「顎の違和感」や「音が気になる」という人の中には精神的ストレスから過敏になっている場合があり、そんな人にはマウスピースによるプラシーボ効果も良いのかもしれませんね。

2.マウスピースでは「治らない顎関節症」も

2-1.顎関節症の一部にしか効果なし

顎関節症の原因顎関節症の原因は色々あるうえに、それらが重なって発症している場合もあります。

そんな顎関節症を治そうと思えば色々な角度から見る必要がありますが、マウスピースではその原因の「ほんの一部」を治療しているに過ぎません‥。

そのため「マウスピースでは治らない顎関節症」が沢山存在してしまうのです。

顎関節症の原因については「顎関節症の根本原因と5つの分類」をご覧頂くと、マウスピースだけではなかなか治らない事が理解できるはずです。

とは言えマウスピースだけでも治った人も沢山いるはずですし、保険適応のものであれば数千円程度とそんなに高いものではないので、まずは歯科医に行って相談してみるのも良いかもしれませんね。

3.マウスピースは「顎関節症を悪化する」おそれも

上記の「治らない」という事が「何も効果がない」だけならばそれほど問題ではありません。

しかし中にはマウスピースによって「顎関節症を悪化させてしまうことがある」というのが恐ろしいところです‥。

マウスピースによって「噛み合わせ矯正」するという事は、歯の土台である「顎の位置」も当然誘導されるという事ですね。これが良い方に誘導されれば治るかもしれませんが、悪い方に誘導された場合はどうなるでしょうか‥。

そしてこれってかなり職人技の域に近いと思いませんか?

マウスピースを作る歯医者さん高い技術を持った歯科医師ならば安心して任せられますが、今は「コンビニよりも歯医者さんの方が多い」時代です。中には「広告や集客技術によって繁盛している歯医者さん」もあるはずなので、そうなると技術水準にも疑問符が付いてしまいますよね。

もちろん歯医者さん自体を否定する訳ではなく、実際マウスピースによる効果も否定もしません。しかししばらく装着しても顎関節症が治らない場合は悪化させているおそれがあるので、一旦マウスピースを止めて違う治療方法に目を向けてみてはいかがでしょうか。

4.マウスピース以外の顎関節症改善は

4-1.セルフマッサージ

セルフマッサージ顎関節症の原因の一つに「筋肉」によるものがあります。

トリガーポイントという「筋肉のしこり」によって少し離れた部分に痛みが発生することがあるので、噛む筋肉や首の筋肉から顎関節に痛みが発生している場合があります。

また単純に顎関節を動かす筋肉たちのバランスが崩れて顎関節症になる場合もあります。

首や顔付近のトリガーポイントについては専門家に任せたほうが良いですが、全体的に緩めて血流を良くすることは自分でもできます。おすすめの方法については「顎関節症へのセルフマッサージ/効果的な4つの方法」に記してあります。

とはいえやはり全ての顎関節症に有効な訳ではありませんが、マウスピースよりも良くなる場合もあるのでコツコツ続けてみて下さいね。

4-2.整体

顔・頭蓋骨の歪みそして医療機関でマウスピース治療をしたりセルフマッサージをしたけれど治らなかった顎関節症には整体がおすすめです。

なぜなら多くの顎関節症の根本には「歪み」が影響しているからです。

「顔や頭蓋骨の歪み」は顎関節に悪影響を及ぼしますし、その土台である首の影響も大きく受けます。そうなると背骨や骨盤も繋がっているので、全体的に整える必要がありますよね。

もちろん骨格だけでなく筋肉や筋膜も全身で繋がっているので、並行して整える必要があるでしょう。

このように「顎関節や顔まわり」はもちろん、他にも調整すべき箇所は多々あります。それを「顎関節が悪いから顎関節だけ治療」とマウスピースに頼っていると、治らない顎関節症が沢山出てくるのです‥。

ただ整体といってもその技術の差も激しくどこに行けば良いのか迷うところでしょう。そこで「顎関節症に整体/その効果と7つの選び方」にそのヒントが書いてあるので参考にしてみて下さいね。

とはいえ整体が万能という訳ではなく、ケースバイケースで整体が有効な顎関節症は沢山あるという事なので、顎関節症を疑った場合にはまず医療機関の受診をお勧めします。

※本稿は私見であり医学的根拠を保証するではありませんので、情報活用は自己責任にてお願い致します。

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