整体でアキレス腱炎解消

アキレス腱炎に整体が効く理由/4つのアプローチ

アキレス腱炎に整体

アキレス腱炎は長引きやすく、セルフケアだけではなかなか治らないケースもあります。それでも何とか解消したくて整体に頼ることを考えたものの「本当に効果があるのか?」「どこに行けば良いか分からない‥」など不安もあるはず。

この記事では当整体が実際に沢山のアキレス腱炎を改善してきた方法や考え方を紹介していくので、あなたの不安解消のヒントになるはずですよ。

1.整体がアキレス腱炎に効く理由

1-1.アキレス腱とは

足底腱膜炎への対処法整体の効果を述べる前にまずは簡単にアキレス腱について触れておきますが、そもそも「腱」とは「筋肉の端っこ」であり、「筋肉と骨のつなぎ目」の部分を指します。

自分の意志で収縮できる筋肉とは対照的に、腱を意識的に動かす事はできません。しかし硬いゴムのように「グッ」と伸ばされるとその分戻ろうとして収縮力が働くのです。

このアキレス腱という名前はギリシャ神話の英雄「アキレス」に由来しています。不死身の身体を持つアキレスでしたが、唯一の弱点である踵(カカト)を射抜かれて死んでしまったためにこの部分がアキレス腱と呼ばれるようになったというのが語源です。

そして人体最長の腱であると同時に「負担の掛かりやすい腱」でもあり、実際に弱点と言っても過言ではない部分なのです。

1-2.整体の前に知ろう「アキレス腱炎とは」

アキレス腱の痛みの原因どうして整体がアキレス腱炎に対して有効なのかを理解するために「アキレス腱炎」についても簡単に説明しておきますね。

まずアキレス腱とは「ふくらはぎの筋肉」の端っこの部分なので、このふくらはぎが硬く縮んでいるとアキレス腱は常に引っ張らています。

ゴムも引っ張り過ぎるとだんだん脆くなって弾力が無くなり、最終的には使い物にならなくなりますよね。しかし人間の身体は健康を保とうとする能力があるので、異常を感知すると痛みや炎症を起こして「ここはもう限界だよ」と知らせてくれるのです。

つまりアキレス腱炎とは、アキレス腱に異常な負担が生じているために発せられた「カラダからのメッセージ」という事ですね。

1-3.「前のめり重心」からアキレス腱炎に

前のめりでアキレス腱炎大雑把に言えば「重心が前のめり」になり過ぎてアキレス腱への負担が大きくなった事が原因です。

あなたも試しに両足で真っすぐ立ってみて、少し重心を前に傾けてみて下さい。すると爪先に体重が乗り、ふくらはぎやアキレス腱に力が入るのが分かるはずです。

もちろんあなたが常にそんな状態で競技や生活を送っている訳ではありません。しかし「カラダの歪み」が強い人は身体をきちんと使えなくなり、その結果歩くたび・走るたびに少しずつアキレス腱に負担が掛かるのです。一歩ならば少しずつの負担だとしてもこれを繰り返すとどれだけ大きな負担になるでしょうか‥。

そしてこの「カラダの歪み」を当整体では以下の4つに分けて考えています。

  • 「骨格」の歪み
  • 「筋肉」が不健康
  • 「姿勢」の悪さ
  • 「重心」の異常

1-4.根本原因の「歪み」とは

歪み改善歪みについて詳しくは「アキレス腱の痛み/4つの原因をプロが解説」に当整体の考えを記してあるので、ここでは簡単に説明していきますね。

本来人間は長い進化の果てに「効率良く身体を支え・動かす」ための骨格になり、筋肉もそれをサポートする形になりました。

ところが歪みがある人はその本来の位置で骨格や筋肉が働く事ができません。これでは「あまり使われずに退化する筋肉」や「その分まで負担を背負う筋肉」が生じます。

そして歪んでいようが体重や重力は変わらないので「競技や生活で使うエネルギー」は同じです。つまりサボっている筋肉の分まで、どこかがその大きな負担を背負うことになり疲れ果ててしまいます。

こうして筋肉が疲れて硬く縮むと「骨格」を引っ張って歪めます。また使えない筋肉をかばううちに「重心」がズレ、きちんと身体をささえられないので「姿勢」が悪くなります。

するとまた他の筋肉にも悪影響を与える‥というふうにこの4つの原因は複雑に作用し合ってカラダを歪ませ、その結果動きの中で「重心が前のめり」になり始め、アキレス腱炎へと繋がってしまうのです。

2.当整体での「アキレス腱炎矯正」

2-1.骨格を整体

骨格を整体まず最初に言っておきますが「バキッと矯正」するだけの整体では歪みは整わないと私は考えています。

なぜなら骨格は「筋肉と繋がっている」ので、骨格だけを動かしても筋肉の問題が残っていればまた引っ張られてすぐに歪みます。そして瞬間的に力を加える矯正をされるとわずかですが「反射的に力が入る」ので無理に骨格を動かす事になり、事故にも繋がりかねません‥。

それよりも原因となる筋肉を的確に緩めることで骨格まで整うケースや、逆に骨格を優しく調整することで筋肉まで緩むケースがほとんどなんです。なぜなら両者は連結しているから。

そして整体といっても、よく耳にする「骨盤矯正」だけではなく、アキレス腱炎の場合は「膝・足首・足裏」の歪みを整える事も重要です。

また「顔・肩」が前に出てくるとどうしても「前のめり」になるので、「頚椎」などの「背骨」の歪みを整える事も必須です。

あなたが整体院を探す時にはこのように「痛む箇所だけでなく根本原因まで整えてくれる」ところを見つけて下さいね。

2-2.筋肉を整体

筋肉を整体当整体ではまずどの筋肉が異常を来たしているか?どの筋肉が弱くなっているか?また少し離れた場所から痛みを飛ばしている筋肉も見つけ出します。アキレス腱炎の場合はふくらはぎが硬いのは当然ですが、それ以外の筋バランスも悪くなっているのです。

そのうえで「直接緩める」こともあれば「関節を動かしながら緩める」「骨格を矯正して緩める」「揺らすだけで緩める」「全身の筋膜の繋がりから緩める」など、その人の筋肉の状態(疲労具合や発達具合)に応じた最善の方法で整体します。

カチコチになった筋肉をただ押したり揉んだりするだけでは逆に負担になる事も多々あります。またマッサージ刺激を繰り返しす事で、余計に弾力がなくなりガチガチな筋肉になっていく場合もあるので、あなたの整体院選びの際には気を付けて下さいね。

2-3.姿勢を整体

姿勢を整体当整体で「骨格・筋肉」を整えた人が口をそろえて言うのは「姿勢が楽になった」という事です。当然これはスポーツでのフォームにも影響します。

人間も重力に逆らって立つ構造物と考えると「歪んだ骨格」や「縮んだ筋肉」を抱えながらではきちんと積み上がらないのはイメージできるはずです。これが本来の位置で積み重なるようになれば「競技中のフォーム」や「普段の姿勢」も変わって当たり前。

そして普段の生活にべったりと張り付いているのは不可能なので「カラダを歪まる姿勢」や「負担の少ない姿勢」「効率的なフォーム」のアドバイスまで行い、アキレス腱炎の再発予防や、競技のパフォーマンスUPにも努めます。

2-4.前のめり重心を整体

重心を整体骨格・筋肉をきちんと整体できていればこの「重心の整体」の下準備も完了しています。あとは競技特性や普段のクセなどを確認し、どのように重心が狂ってアキレス腱に負担を掛けていたかを本人に説明します。

そして「前のめり重心の位置」と「正しい重心の位置」を体感しながら動いてもらうと、多くの人が「これは違う」と納得されるんです。

とはいえ今まで長い時間を掛けてカラダに染み付いた「重心感覚」はすぐに治らない場合もあるので、アドバイスも交えながら何度か整体に来てもらう事もあります。

2-5.短絡的な整体では

全国には沢山の整体法があり、またそれを行う先生によっても少しずつ技術や考えが異なるので、あなたに合った整体院を見つけてもらえばけっこうです。

しかし頭に置いてほしいのは上記のように「骨格と筋肉は繋がっている」ことや「重心や姿勢にまで目を向ける」という事。

もちろんそのためのアドバイスまで含めての「整体」です。

「筋肉だけ」「骨格だけバキッと矯正」「運動だけで」などの短絡的なアプローチでは歪みは無くなりません。つまりそれでは慢性的なアキレス腱炎の根本改善は難しいのです。

名古屋近郊の人ならば当整体「名古屋でアキレス腱炎」にご来院頂いてもけっこうですが、全国の皆さんはそうはいきません。整体院でのアキレス腱炎解消をお考えならば、必ずカラダを総合的に改善してくれる整体院を見つけて下さい。

あなたが一日でも早く「思い切り競技に打ち込める」「痛みのない日常を送る」そんな日を取り戻される事を願っております。

※本稿は私見であり医学的根拠を保証するものではありませんので、情報活用は自己責任にてお願い致します。

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