原因を説明

どこにも載っていない足底腱膜炎の2つの原因と改善法

病院で「足底腱膜炎」と診断されたけど具体的な改善法も分からずグズグズと痛みが長引いている人。

足の裏が痛くてネット検索したら「足底腱膜炎」の文字が出てきたけど何をしたら治るのか分からなくて不安な人。

このようにあなたも「どうして自分の足が痛くなったか分からない‥」と困惑しているのではないでしょうか。

そして色々と治療法を検索しても「足底アーチを取り戻す事」や「患部を冷やす事」くらいしか書いてありません。しかし湿布やアイシングをしても良くならない・靴に中敷きを入れても良くならないからこそこの記事にたどり着いたのではないでしょうか?

実際に急性炎症ならば冷やす事も良いですが、慢性になった足底腱膜炎の場合には意味がありません。

また足底アーチに関してもそれだけが原因な訳ではありません。例えば「お相撲さん」は体重もあって偏平足気味と言われますが特に足底腱膜炎が多いわけではないのです。やみくもに中敷きでアーチを作っても治らない人が多いのは、見当違いな治療をしているからです。

正しい原因も分からずにやみくもに治療をしていても足裏の痛みは消えません。そしてあなたの足底腱膜炎を治す一番の近道は「正しい原因」を知る事です。

当記事ではそんな足底腱膜炎の「根本原因」を解説し、その「改善方法」まで紹介していきます。原因も対処法もよく分からないまま足裏に痛みを抱えた毎日。そんな不安から解放される為にもぜひ参考にしてみて下さいね。

もし足裏やカカトが痛いけど「足底腱膜炎なのかよく分からない‥」という人はこちらを参考にしてください「足の裏が痛い|足底腱膜炎かもしれない6つの症状

1.足底腱膜炎の原因

1-1.そもそも足底腱膜って何?

土踏まずがアーチ型をしているのは皆さんもご存知だと思いますが、そのアーチの底面(足裏)には筋肉が張っており、その表面の膜を足底腱膜と言います。

指の付け根からカカトまでをカバーしており、衝撃から足を守るクッションの役割を果たしているのです。

1-2.足底腱膜炎の痛みは「足裏の筋肉の硬さ」から

足底腱膜炎の症状他の多くの炎症がそうであるように足底腱膜炎の場合も「筋肉が硬くなる」ことで痛みを生じています。

これを簡単に説明すると、まず足裏への負担が大きすぎるために「筋肉がその負荷に耐えきれていない」状態が発生します。筋肉は疲れるとガチガチに硬くなるという特徴があるので、硬くなったまま負荷が掛かり続けると弾力を失った筋繊維は損傷(微細断裂)してしまうのです。

そして足底腱膜はカカトに付着しているので、その土台である付着部付近には特に負担が掛かりやすく、酷くなるとカカトを着いただけで激痛が走ることも。

一言でいうと、痛みの元は「疲労の蓄積」という事ですね。

また「ふくらはぎの筋肉」もカカトを介して足裏と繋がっています。つまりふくらはぎの硬さも足裏に負担を掛ける原因の一つなんですね。

でもなんだそんな簡単な事かとは思わないで下さい。大切なのは「どうしてそんなに負荷が掛かっていたのか?」を考えることです。

それを確認し、しっかり正していかなければいつまで経っても足裏に大きな負担が掛かり続けます。

1-3.足底腱膜炎の根本原因は「歪み・姿勢不良・重心バランスの崩れ」

カラダの歪み

メディカルイラスト図鑑参照

では足裏にそこまでの負担を掛けていたのは何が原因だったのでしょうか?

「体重が増えたこと」「靴が合わない」「偏平足」などが考えつくかと思います。これらも決して間違いではありませんが、足底腱膜炎の本当の原因は他にありました。現に自分の足に合わせて靴や中敷きを作っても痛みが取れない人が多いのは、その根本原因が残っているからです。

その根本原因とは「歪み・姿勢不良・重心の崩れ」のこと。

それぞれを細かく説明すると長くなるので、ここでは簡単にお話ししますね。

体に歪みや姿勢不良があると、体幹の筋肉(お腹周りやお尻など)の働きが悪くなります。スポーツなどでよく「軸が大事」「体幹を強くしなさい」と言われるように、体の動きというのは本来体幹の大きな筋肉によって生み出されます。

しかしその大きな筋肉が本来の働きができなくなれば、代わりにどこかで頑張らなくてはいけません。それで末端に負担がかかる原因になってしまうのです。

2.足底腱膜炎の原因をそのままにしておくとどうなる?

足底腱膜炎は初めのうちは我慢できてしまう痛みです。そのため「ほっとけば良くなるよ」と放置する人がいますが絶対にやめて下さい。

なぜなら足の裏は「生活する上で毎日使う場所だから」です。我慢している時間が長くなる程、かばって歩くのが身体に染み付いてどんどん重心の崩れがこじれてしまいます。

そして歪みも強くなり、筋肉には負担が掛かってますます硬くなり、しまいには足裏を着くだけで激痛が走るほどになってしまうのです。

そして歪みによって筋肉が硬くなると血流が悪くなります。すると細胞に栄養が行き届かないので、組織が修復されにくくなります。

つまり歪んでいると「体全体が疲れやすいうえに回復しにくい」という事。

これを読んでいるあなたも「人よりも疲れやすいんだよね‥」「寝て起きても全然体が回復していないよ‥」「最近色んな所が痛い‥」などと心当たりがあるのではないでしょうか。

3.根本原因から足底腱膜炎を改善

3-1.セルフケアで足底腱膜炎を改善・予防

アキレス腱の痛みへの対処方法まだ痛みが出始めて日が浅い人や、痛み自体がひどくない人はセルフケアで対処できる場合もあります。痛みがあると日常生活さえもままならない足底腱膜炎ですので、少しでも早く痛みを軽くしたい人は「ふくらはぎ」のストレッチや軽いマッサージから始めると良いでしょう。

また「体の回復」は「自律神経」が司っていると言っても過言ではありません。オンオフを切り替えてしっかりとした回復モードを作るためには「自律神経を整える/体質改善の為の12の方法」を参考にし、ストレスのない範囲で実践してみて下さいね。

そして一度足底腱膜炎になった人は、治った後も再発予防のためにしっかりとケアする事をおすすめします。

3-2.足底腱膜炎を根本原因から治すには、整体などの治療院へ

整体でアキレス腱炎解消あくまでもストレッチなどのセルフケアは初期の痛みの対処法として、または予防として考えて下さい。一時的な使い過ぎによる足底腱膜炎ならばそのまま治ってしまう事もありますが、原因の根深いものはセルフケアだけでは限界があります。

まずはしっかりとセルフケアをしてみてそれでもダメならば我慢したままにせず、プロに任せてしっかりと根本改善してもらってください。こちらを参考に「プロは足底腱膜炎をこうして治す!根本治療のための5つの方法

足底腱膜炎には電気を当てたり、バキっと矯正しても決して良くはなりません。治療院を選ぶ際には「筋肉」にも「骨格」にも精通し、なおかつ「重心の崩れ」など正しい身体の使い方までアドバイスしてくれる所をおすすめします。

とはいえ整体院も街にあふれている時代ですので、ホームページで施術や理念を確認してみてくださいね。

まがい物のプロも多い時代ですが、あなたが信頼できる先生と出会い、痛みのない生活を取り戻すことを心より願っています。

※こちらに記載の情報はあくまでも私見ですので、活用は自己責任にてお願い致します。また足裏に痛みを感じた場合にはまず病院に行かれたほうが安心です。

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