坐骨神経痛への対処/激痛や妊婦でもこれで安心4つの方法

坐骨神経痛への対処

お尻や太ももやふくらはぎに痛みを感じる坐骨神経痛。ときには仕事や日常生活にさえ支障を来たすほどの激痛を生じるなど、かなり辛いものですよね。

この記事ではそんな坐骨神経痛への対処方法として「激痛時の対処法・改善していくための対処法・妊婦さんの対処法」に分けて解説していきます。

これできっとあなたの不安も解消されるはずですよ。

1.「激痛の坐骨神経痛」への対処方法

1-1.神経ブロック注射

激痛を感じたらまずは病院に行くことをお勧めします。なぜならそれほどの激痛の影には何か重篤な疾患が隠れているおそれもあるからです。

そして検査の結果いわゆる一般的な坐骨神経痛(ヘルニア・狭窄症・原因不明など)であった場合はブロック注射を打ってもらう事が一番の「激痛への対処法」になるはずです。もちろんお医者さんに相談の上の話ですが。

とはいえこれは「麻酔」を打って痛みを感じなくしているようなものなので、実際に坐骨神経痛が治るわけではありません。

またその効果も数週間~数時間と一時的なものであり、人によって鎮痛具合もバラバラだという事は頭にいれておきましょう。あくまでも激痛時の「その場しのぎ」の対処法というつもりでお医者さんに相談してみて下さいね。

1-2.鎮痛薬

坐骨神経痛に薬で治療これも薬の力を借りて一時的に激痛をやわらげる対処方法ですね。

ただし市販されている一般的な鎮痛薬は急性炎症(ケガなど)には有効ですが、そもそも坐骨神経痛の痛みは「痛みの種類」が違いますよね。

ケガでなく「神経が障害された痛み」であり、神経障害性疼痛と言われるものです。つまり坐骨神経痛の場合、一般的な鎮痛薬では激痛に対処できない事ですね‥。

これもきちんと病院で診てもらってお医者さんに相談しましょう。

1-3.温める

お風呂で温まるあまりの激痛には効果が薄いかもしれませんが、やはり温めることは坐骨神経痛を緩和する対処法です。

よく「痛い時には冷やせ」という事を耳にするかもしれませんが、それは「急性炎症」への対処法なんです。坐骨神経痛の場合は血行不良や筋肉のこわばりが悪影響を及ぼす事が多いので、温めて血流を良くしたり筋肉を軟らかくしたほうが鎮痛効果が高いでしょう。

普段から冷やさないことが大事ですが、特におすすめなのは入浴です。10分~20分程度入浴することでその場で激痛が緩和する場合もあるので、ぜひ対処法として試して下さいね。

ただし激痛がひどくなりそうな場合はすぐに中止するなど注意は必要です。

2.坐骨神経痛改善のための対処

2-1.病院

坐骨神経痛の説明激痛の場合にも紹介しましたが、やはり坐骨神経痛が出て一番に行うことは病院に行く事です。

詳しくは「病院での坐骨神経痛6つの治療/その効果とは?」に書いてありますが、経過観察・薬・注射などで痛みが引いていくのを待つというかたちが多いでしょう。

ただし排尿排便などの神経障害が出ている場合や日常生活にも支障を来たすレベルの坐骨神経痛が治まらない場合には手術を提案される事もあるようです。

2-2.ストレッチ

坐骨神経痛ストレッチヘルニア・脊柱管狭窄症・腰椎症などが原因で坐骨神経痛が起こると言われていますが、実は原因不明の坐骨神経痛も沢山あります。

検査してもよく分からない場合は「敢えて言うならヘルニアみたいに見えるね‥」「少し腰椎が潰れているように‥」などという説明になるのもしょうがない事ですよね。

そしてその坐骨神経痛の原因は「血流障害」や「カラダの歪み」という事も少なくはありません。

その場合薬や注射などで対処していてもいつまで経っても治らない、もしくは何年も繰り返しという事にもなりかねないのです‥。

そこで「坐骨神経痛に効くストレッチ/治療にも予防にもなる6つの方法」に紹介してあるストレッチに取り組めば、筋肉が軟らかくなって血流が改善されるので坐骨神経痛改善にも繋がります。また腰に負担の掛かっていた姿勢の改善も意識しやすくなるので、自分で坐骨神経痛のない身体に作り変えるという対処ができるはずです。

2-3.自律神経を整えてストレス耐性UP

自律神経を整える「え?自律神経で坐骨神経痛の対処?」と思うかもしれませんが、これには大きく分けて2つの効果があるんです。

まずは「痛みの緩和」。

痛みを感じるセンサーはストレス環境化では過敏になります。例えば幸せを感じる時は痛みが減り、イライラした時の方が痛みが増すというのは皆さんも想像がつくを思います。

そして現代に生きる私達は「偏食・生活リズムの乱れ・忙しさ・人間関係」などで身体的・精神的ストレスを溜めやすい状況です。つまり痛みを強く感じやすい体質になっているかもしれないのです。

という事は反対に自律神経を整えていけば痛みセンサーも過敏ではなくなり「痛みが緩和」されるという事です。

もう一つ効果は「血流が良くなる・自己修復力が増す」という事。

自律神経はカラダの色々な機能をコントロールしていますが、その中には「睡眠・血流・内臓の働き」など身体を修復する機能ももちろん含まれます。

という事は自律神経の働きが弱っている場合には上手く回復できないので坐骨神経痛もきちんと治るわけがありませんよね‥。

「自律神経を整える/体質改善のための12の方法」をご覧になって無理なくできる事から始める事で、少しづつ坐骨神経痛改善への対処法になるはずですよ。

2-4.整体

坐骨神経痛の対処法として「自分の身体を変える」という意味では整体もおすすめです。

先ほど「身体の歪み」は坐骨神経痛の原因になり得ると書きましたが、本来の位置で積み重なっていないものには「ひずみ」が生じるので、一部に負担が掛かるのは当然ですよね。

世の中には整体院も沢山ありますが、その中でも本当に上手な先生ならば「骨格の歪み」も「筋肉のこわばり」も整えてくれるはずです。とは言ってもどこに行けば良いか分からない人は「坐骨神経痛に効果のある整体・ない整体/6つの判断基準」をヒントにしてみて下さいね。

3.妊婦の坐骨神経痛の対処法

妊婦の坐骨神経痛への対処妊婦さんはホルモンの働きによって関節が緩みやすく、また急激な体形の変化もあり坐骨神経痛を生じてしまう人が沢山います。

命をはぐくむ喜びと共に大変な思いもしなければいけませんが、少しでも緩和できる対処法をお伝えします。

とはいえ基本的には上記の対処方法と同じです。まずはお医者さんに相談した上でストレッチや運動で「筋力・筋肉の軟らかさ・血行」などを良くしましょう。マタニティヨガなどに参加するのも良いかもしれませんね。

さらにホルモンバランスが変化して自律神経も乱れやすいので、ストレスを感じない範囲で自律神経を整えることも大切です。

そして整体も「バキッ」と矯正するなどの強い刺激の所は避け、マタニティ整体にも精通したところが良いでしょう。

身体の歪みを抱えたままだと産後の子育て時期にも坐骨神経痛をはじめ色々な不調や痛みが現れてしまうので、妊娠中からきちんと対処しておきたいですね。

※本稿は私見であり医学的根拠を保証するではではありませんので、情報活用は自己責任にてお願い致します。また坐骨神経痛を疑った場合には事故対処の前に医療機関の受診をお勧めします。

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