股関節の痛みへの整体
いつのまにか違和感を感じるようになったと思っていたら、そのうち何をしても治らないほどこじらせてしまう事もある股関節の痛み。症状の確認はこちらから「股関節痛の痛み/代表的な5つの種類とその症状」
この記事では「整体で治る股関節痛・治らない股関節痛」を説明し「実際に整体で股関節痛を解消してきた方法」まで解説していくので、きっとあなたが整体を選ぶ時の参考になるはずです。
1.「股関節の痛み」整体で治る?
1-1.「整体で良くなる」股関節痛
- 歪みによる「筋肉への過負担」で炎症を起こしたもの
- 歪みによって「神経が圧迫」されて痛むもの
- 歪みによって「血流が阻害」された結果、その周辺の「神経・筋肉に栄養が届かない為」に起こる神経痛や筋肉の拘縮
簡単に言うと「カラダの歪み」による負担からの股関節痛は整体で良くなるという事です。そして実はこの「歪みによる股関節痛」が一番多いのではないでしょうか。産後の股関節痛も改善できるので、お悩みの人は「産後の股関節痛/3つの原因とストレッチ等の解消方法」をどうぞ。
つまり多くの股関節痛は整体で改善するという事です。もちろんその施術者の技術にもよりますが、少なくとも後で紹介する当整体の施術においては多くの股関節痛を改善してきました。
ここでいう「カラダの歪み」とは骨格だけのことではなく「筋肉・骨格・姿勢・重心」などカラダを複合的に見る事を指します。もっといえば内臓のお話しもしたいのですが話がややこしくなるのでここでは省略致します。
1-2.整体では「治らない股関節痛」
- 股関節が組織的に変形している事による痛み
簡単に言うと「骨・靭帯・軟骨などが変形(壊れている)」のせいで起こっている痛みは整体では治らないという事です。股関節の疾患を確認したい人は「股関節の痛み/代表的な5つの種類とその症状」をどうぞ。
ところがここに当てはまる股関節の痛みの場合でも必ずしも悲観しなくても良いケースもあります。例えば整体では壊れた組織(骨・靭帯・軟骨)は治せませんが、歪みを取り除くことで「痛みが改善」していく場合です(これも施術者の技術によりますが)。
これは「痛みの元」が変形した関節や組織ではなくて、実はその周りの筋肉や神経が原因だったという場合で、股関節に限らず膝や腰でもふつうにあり得る事なんです。
もちろん組織の変形が強いために手術などでしか対応できないものもあるでしょう。だからまずは病院でしっかりと検査を受ける事が大前提ですが、病院のリハビリで治らなかったからといって諦めずに整体を頼ってみるのも一つの方法です。
2.整体効果UPの為に理解しよう「股関節痛の原因」
2-1.股関節の役割
どうして整体で股関節痛が改善できるのかを理解するために「股関節痛の原因」について簡単にお話ししますね。
そもそも股関節とは「体重を支え」ながらも「大きい動き・複雑な動き」をしている関節です。
ふつう重いものを乗せる土台は「どっしりと固定」されている方が安定し、「大きく動く土台」はグラグラ不安定だという事はイメージできると思います。
ところが股関節はこの「重いものを支える」「大きく複雑に動く」という矛盾を同時に抱えながらも身体の要として頑張ってくれている有難い関節なのです。
2-2.股関節痛の原因
先ほどチラッと出てきましたが「カラダの歪み」が股関節の痛みを引き起こしている原因です。そしてその歪みについて大きく以下の4つに分けて考えています。
- 骨格のズレ
- 筋肉のアンバランス
- 姿勢の悪さ
- 間違った重心
全ての説明は「股関節の痛み4つの原因/筋肉~歪みまで」に書いてありますが、ここでは分かりやすいように筋肉からの視点を例に説明していきますね。
さて筋肉はそれぞれが助け合って働く事で最小限の負担でスムーズに体を動かす事ができるのですが、「骨格の歪み」や「姿勢不良」がある人は、筋肉も本来の位置からズレたまま働く事になります。
この歪んだ状態では筋肉も本来の位置で働けないので、あまり機能できずに「退化していく筋肉」と「その分まで負担を背負う筋肉」とが出てきます。
例えば大きな筋肉が働けない状態になったとしたら、本来はそれをサポートするだけのはずの小さな筋肉がその分まで働くしかないですよね。だってどうにかして体を動かさなければ生活していけないのだから‥。
これでは疲れてししまってガチガチに硬くなるのは想像に難くないはずです。そして硬く縮んだ筋肉は骨格を引っ張って歪め、使えない筋肉をかばううちに重心がズレて、きちんと身体を支えられないので姿勢がさらに悪くなります。
こうして4つの原因は作用し合って絡み合い、複雑に歪んでしまう事で股関節に痛みを生じさせている事という訳です。そしてこれが整体で股関節痛を改善できる理由にもなってくるのです。
3.整体での「股関節の痛み矯正」とは
3-1.筋肉を整体
当整体ではまずどこの筋肉がどんな状態になっているのか、どこの筋肉が働けていないのか、また少し離れた所から痛みを飛ばしている筋肉が無いかを見つけ出します。ただ痛みのある股関節だけをみる訳ではありません。
そのうえで直接緩める事もあれば、筋膜(全身の筋肉の膜)の繋がりから緩める方法、関節を動かしながら緩める方法、骨格を動かしたり揺らすだけで緩める方法などその人の筋肉の状態(発達具合や疲労具合など)に応じた最善の方法で整体します。
ガチガチな筋肉をただ押したり揉んだりするだけで緩めようとすると負担が掛かり、逆に負担になる場合もあれば、刺激を繰り返す事で余計に弾力のないガチガチに筋肉になっていく事もあるので、皆さんの整体院選びの際には注意して下さいね。
3-2.骨格を整体
じつは原因となる筋肉を的確に緩めることで骨格の歪みまで取れてしまう部分もあります。また逆に骨格の歪みを整えると緩む筋肉もあります。それくらい「骨格の問題」と「筋肉の問題」は繋がっているのです。
前置きはこれくらいにして本題の「骨格の整体」ですが、例えば「骨盤矯正」は有名なのであなたもご存知ですよね。しかしそれ以外にも「背骨」やその延長上の「頚椎」というふうに身体の中心ラインを整える事は必須ですし、股関節痛には「膝・足首」の歪みを整える事も必須です。
これは構造物として考えれば当然ですよね。重力に対抗して立っている限り、どこかに歪みがあればその分の負担が発生するからです。
とはいえ当整体ではバキッと鳴らすような矯正はしません。身体への負担や事故の危険の全くない方法で骨格を動かしていきます。もちろん世の中には沢山の整体法があり、またそれを扱う先生によっても少しずつ考えや技術が違うので、あなたに合った整体を見つけて頂けば良いでしょう。
ただし思い出してほしいのは「筋肉と骨格は繋がっている」という事。マッサージなどで筋肉を緩めただけでは歪みが無くなる事はないですし、またバキボキしてもらっただけではすぐに歪みが戻ってしまい、股関節痛の再発に繋がるでしょう。
3-3.重心を整体
骨格・筋肉をきちんと整体できていればこの「重心の整体」の下準備も完了しています。あとは施術前に確認しておいた「前後左右上下の重心のズレ」と「仕事や日常での行動」を聞いたうえで、どのように重心が狂って股関節に負担が掛かり痛みに繋がっていたのかを本人に説明します。
そして今までの「重心の位置」と「正しい重心の位置」を体感してもらうと多くの人が「これは違う」と納得されます。
3-4.姿勢を整体
これも生活にべったりと張り付く事は不可能なので「アドバイス」になります。とはいえ整体によってカラダが変わった後では普段の姿勢も意識しやすいのは間違いないと実感してもらえています。
この「姿勢」と「重心」のアドバイスは股関節痛の再発予防にも繋がります。
3-5.複合的な整体
「筋肉だけほぐす」「骨格だけバキボキする」「運動だけで」などの短絡的なアプローチではカラダの歪みは無くならないので、股関節の痛みも解消できるはずがありません。
名古屋近郊にお住まいの人ならば当整体「名古屋で股関節痛改善」に来院頂いても良いですが、全国の皆さんはそうはいきません。あなたの股関節痛を整体で解消しようとお考えならば必ずカラダを複合的に改善してくれる整体院を見つけて下さいね。
※本稿は私見であり医学的根拠を保証するものではありませんので、情報活用は自己責任にてお願い致します。