発酵食品チーズ

健康に良い発酵食品/その種類と3つの効果

発酵食品の健康効果

現代の食生活ではジャンクフードや冷凍食品などが増えてとても便利になりましたが、その反面確実に減ってきているものに「発酵食品」が挙げられます。

しかしこの発酵食品には「健康・美容・ダイエット」など様々な効果があるので、これを摂らないのは人生損をしていると言える程に健康効果が期待できるものです。

この記事ではそんな発酵食品について「その種類」や「効果」に加え、発酵食品によって変わる「腸内環境」についても分かりやすく紹介していきます。

1.健康効果バツグンの「発酵食品」

原因を説明そもそも「えっ、発酵食品って何?」という人もいると思いますが、発酵食品とはその名のとおり食材を「酵素の力」で発酵させたものです。醤油や味噌もそうですし、チーズやヨーグルト、漬物やキムチなど日本だけでなく世界中で昔から親しまれてきました。

ところが食の欧米化によって近年は食卓に並ぶことが少なくなっているのが実情です‥。しかし多くのお医者さんが「病気の根源は腸内環境の悪さにある」と指摘している事もあり、最近はテレビや雑誌でも「発酵食品」が取り上げられる事が多くなってきましたね。

まずは発酵食品の話をする前に、どうして腸内環境が整うと良いのかを知っておくと更に健康効果もUPするというものです。次はこの「腸内環境」について簡単に説明していきますね。

2.発酵食品は「腸内環境」を健康にする効果

腸内環境の争い腸の中には「善玉菌・悪玉菌・中立菌」が住んでいて、常に勢力争いをしているとイメージしてください。

「悪玉菌」は有害物質を作りだして体の免疫力を下げるので、ガンをはじめ様々な病気のリスクを高めます。また一方で体外から入ってきた病原菌を退治してくれるので、無くてはならない存在なのは確かです。代表的なものに「大腸菌」があり、これは食中毒の原因として聞いたこともあるのではないでしょうか。

「善玉菌」は消化吸収を助けて免疫力も上げ、体内の有害物質を倒して悪玉菌の増殖を抑える働きがあります。皆さん聞いたことがある「乳酸菌・ビフィズス菌」などがそうです。

「中立菌」は日和見菌(ひよりみきん)とも呼ばれますが、善玉菌が優勢であれば善い働きをし、悪玉菌が優勢であれば悪い働きをします。つまり「長い物には巻かれろ精神」で、その時に優勢なほうの味方です。

この菌のバランスは「善玉3対悪玉7」が理想的といわれますが、現代人は「2対8」や「1対9」で悪玉菌優勢になっているそうです。

あなたも「便通が悪い」「いつもお腹が重い感じ」「風邪を引きやすい」などの心当たりがあれば、この腸内環境が悪いサインかもしれません‥。ぜひ発酵食品を食べて、その健康効果を享受して下さいね。

3.発酵食品の健康効果

3-1.腸内環境が整うと「様々な健康効果」

自律神経を整えるそもそも発酵食品とは「善玉菌(乳酸菌など)によって食材が熟成」されたものです。

つまり増殖した善玉菌がとても多く含まれているうえに栄養価も増しているので、これを食べると腸内環境が健康になるのは当然です。

このように発酵食品を摂ると腸内にいる何千種類もの善玉菌の働きによって免疫力が上がり、代謝もよくなるので体温も上がり血行も良くなります。血行が良くなるという事は身体中に栄養が運ばれるので「病気の予防・ケガの回復・不調の改善」にも効果的ということですね。

もちろんダイエット効果も抜群です。私自身3年前に60キロのダイエットをし、今でも努力することなく体重も健康も維持できているのはこの発酵食品の力も借りているからです。

そして当整体の考える「健康維持」には内面からもアプローチしたほうが相乗効果が期待できるので、ご来院された人だけでなくこのネット上でも「食事と健康」に関して情報発信しているんです。

3-2.美味しく変化

美味しくてびっくりする少女微生物の力によって食材に含まれるデンプン・タンパク質・糖などを分解することで、新たな「うま味」を作り上げます。

五種類の味覚「甘味・塩味・酸味・苦味・うま味」の一つで、この「うま味」が多いとヒトは美味しいと感じるのです。

例えばお肉を「塩麹や味噌」に漬けておくと、肉本来の味よりも更に深みが増して感じると思います。これがうま味が増えた証拠です。

さらに人体には身体の材料であるタンパク質(アミノ酸)が必要ですが、発酵食品のうま味にはこのアミノ酸が豊富に含まれるので、それも健康効果の理由です。

3-3.長期保存

発酵とは善玉菌(乳酸菌など)がもの凄く沢山増えている状態。

ということは悪玉菌(大腸菌など)が繁殖しにくいので「腐敗しにくい」ということです。

冷蔵庫もない時代から発酵食品は「保存食」として重宝されてきましたが、現在でも「保存の効くもの」は有難いですよね。健康効果もあって更に保存も効くなんて素晴らしいとは思いませんか?

4.発酵食品の種類

4-1.漬物漬物

  • ぬか漬け
  • キムチ
  • ピクルスなど

他にも沢山種類がありますが「浅漬け系」は発酵していないので注意して下さいね。

4-2.ご飯のおともご飯のおとも明太子

  • 納豆
  • 塩辛
  • メンマ
  • アンチョビなど

4-3.調味料発酵食品の味噌

  • 醤油
  • 味噌
  • 本みりん
  • 塩麹
  • かつお節など

4-4.乳製品ヨーグルト

  • チーズ
  • バター
  • ヨーグルトなど

4-5.飲み物ワイン

  • 日本酒
  • ワイン
  • マッコリ
  • 甘酒
  • 紅茶など

などなど発酵食品は他にも沢山ありますが、おすすめなのは善玉菌が生きたまま腸内に届く「植物由来の発酵食品」ですね。

5.効果的な発酵食品の食べ方

効果的な発酵食品の食べ方沢山ある発酵食品ですがそれぞれに発酵させる菌が違うので、その効果も少しずつ変わってきます。つまり同じものばかりを食べるのではなく、調味料や食材をうまく組み合わせて色んな発酵食品を食べた方が健康的という事ですね。

そしてこんなに体に良い発酵食品は毎日摂るのが理想ですが、やたらと多ければいい訳ではありません。

例えばチーズやバターなどは脂肪分が多く、食べ過ぎると肥満につながる危険も‥。またご覧になって分かるように「塩分」が沢山含まれているものが多く、食べ過ぎると健康効果よりも「害」が強くなる場合もあるので何事も過剰摂取は禁物です。

栄養バランスの良い食事をしながら「毎日・毎食少しずつ発酵食品を食べる」ことで健康な生活を送ってくださいね。

他にも健康的な食事やダイエットに興味のある人は「食事と健康の関係/美容や長生きにも繋がる7つのススメ」をどうぞ。

※本稿は私見であり医学的根拠を保証するものではありませんので、情報活用は自己責任にてお願い致します。

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